要介護認定の申請前に準備すること|普段の暮らしを伝えるメモ
申請や認定調査を前に、日常の困りごとをどう整理するか。できることと手助けが必要な場面を、具体的に伝える準備を解説します。

この記事のポイント
できる・できないの二択にせず、声かけや見守りも含めた普段の手助けを伝えます。
申請窓口で、必要書類を確かめる
介護保険サービスの利用に向けた要介護・要支援認定は、市区町村へ申請します。申請方法や必要な持ち物は自治体の案内で確認しましょう。家族が手続きを手伝う場合も、本人との関係や委任の扱いを窓口に確認します。
申請後には認定調査や主治医意見書などをもとに審査が進みます。診断名だけでサービスの内容が決まるわけではないため、普段の生活でどのような手助けが必要かを整理しておくと相談に役立ちます。
「できる」を、実際の場面に分ける
「歩ける」「着替えられる」という一言でも、一人で安全にできるのか、声かけや見守りがいるのかで暮らし方は違います。家族が手伝っている部分を、本人が全部行っているように説明しないことが大切です。
反対に、困りごとを大きく見せる必要もありません。調子のよい日と悪い日があるなら、その違いと頻度を具体的に伝えます。短い期間の記録でも、場面が分かれば会話の助けになります。
日常のメモは四つの欄で書く
架空の記入例なら「夕方/玄関で靴を履く/家族が椅子を用意/座ると一人で履けた」という形です。本人のできる部分と、必要な支えを同時に残せます。
- いつ、どこで起きたか
- 何をしようとしていたか
- 誰が、どのように手伝ったか
- 手伝いがないと何に困るか
本人の前では話しにくいことがあるとき
認定調査などの場で、家族が本人の困りごとを説明しにくい場合があります。そのために事実を伏せたり、反対に本人の前で強く否定したりするのではなく、事前に担当窓口へ、別に伝える方法があるか相談しましょう。準備したメモをどう共有するかも確認できます。
メモには「認定を重くしてほしい」という希望より、生活の具体的な状況を書きます。手伝う頻度や時間帯が変わっているなら、以前の話と現在の話を分け、いつ頃から変化したかを残しておきます。
結果が出た後の相談先も確認する
認定結果が届いたら、区分や有効期間を確認し、利用に向けた相談先につなぎます。急いで支援が必要な事情があるときは、結果を待つ間の対応も申請時に相談してください。
認定の前後で本人の状態が変わった場合も、その変化を伝えましょう。最初に作った生活メモは、ケアマネジャーや事業所へ暮らしを説明する際にも活用できます。
参考資料・情報の確認について
情報確認日:。確認項目や相談メモはCares編集部による提案です。制度の対象や費用は、自治体・事業所とご自身の条件に照らしてご確認ください。
